レーベル

嘗ては将来を嘱望されたR&Bシンガーだった。
大型イベント出演、海外でのライブ、ラジオパーソナリティとしてレギュラー番組を持つなど華やかなスタートを切るも、特定疾患により夢半ばで断念。
風呂ナシ3.1畳の部屋で無職・無収入、文字通り“ドン底”にあった彼女がライブ配信に出会いTOPライバーに！
これは2025年8月に出版されたエッセイ『夏口ありすの七転び八起き』の概要の一部だが、アーティストとしての再デビュー曲（夏口ありす名義ではデビュー曲）となる本作「BE」は、同書の根幹に通じるテーマで書かれたメディアミックス的な役割を持つ作品となっている。
彼女の代名詞とも言えるR&Bではなく、サイケデリックな要素のあるロックナンバーでリスタート！

前作「その先にあるもの」から2年半、満を持して放つ平岡桃乃の新曲「ほんのきもち」はささやかな思いやりを歌ったハートフルなナンバー。
命の尊さを歌った「その先にあるもの」から一転、身近なテーマで臨んだ今作「ほんのきもち」からは、彼女の違った一面を垣間見ることができる。
前々作「ただ傍にいて」前作「その先にあるもの」に続き作曲は KEN asano FUJIKAWA、作詞は平岡桃乃自身が担っている。

アイドルを目指してライブ配信を中心にリアルライブや舞台でも精力的に活動している結城璃音のデビュー作。

一般的に“ゆるキャラ”と言えば、かわいいキャラクターが愛らしい動きで癒しを提供してくれる存在というイメージだろう。
“豆乳さん”は、日本豆乳協会の公認キャラクターとしてお堅めな活動をする一方、フルマラソンを完走するなど高い身体能力を兼ね備え、各地のイベントでも破天荒な振る舞いで大暴れ。
ゆるキャラの固定観念をブチ壊すような存在だ。
何よりも彼は喋る。
言葉を発さないキャラが主流の中、よく喋る。
そして音楽が大好き。
しかし致命的なまでの音痴だった。
そんな“豆乳さん”が一念発起し、2年に渡るボイストレーニングを重ね、遂にアーティストとしてデビューする。
デビューシングルとなる「Stand Up for MIRAI」は、軽快なスカ・パンク調のサウンドに“豆乳さん”自身が書いたエモさ溢れる歌詞がグッんとくるナンバー。
破天荒なゆるキャラだからと言ってフザケた歌は唄わない。
音楽好きを公言し、多方面のアーティストやアイドルとも交流を持つ“豆乳さん”らしく、音楽に対しては真摯に向き合う。
誰が歌っているかを知らずに本作を聴いた人は、ゆるキャラが歌っているとは信じられないだろう。

「実はズボラなんです」と“たかりな”は言う。
現役歯科衛生士でありながら本当は歯磨きも面倒に思うそうだ。
そんな彼女が自身と同じ全ズボラに捧げる“ズボラ肯定ソング”として放つ新曲が「ぶらっしゅあっぷ！」だ。
パンキッシュなロックサウンドに軽快なメロディ、そこに彼女自身の言葉で紡がれた“めんどくさい”がふんだんに詰め込まれた1曲。
「あーもうめんどくさい」と繰り返しながらもブラッシュアップ（歯磨き）はする。
そんな歌詞の世界観から“歯科衛生シンガー”としての使命感とプライドを感じる、“たかりな流生き様ソング”とも言える1曲だ。

役者、モデルとしても活躍するマルチクリエイターのスズキゴンが作詞、数々のライバーをアーティストとしてプロデュ ースしてきたKEN asano FUJIKAWAが作曲、SHOWROOMのトップライバーMAYAが歌うライブ配信界隈の最強布陣が贈る1曲。
目まぐるしく展開しながらもキャッチーなサウンドに言葉遊びが巧みに盛り込まれた歌詞、ハスキーな成分の中にキュートさ溢れる歌声で表情豊かに歌うMAYAによるこの化学反応は、言うなれば“プログレッシブ・ポップ”だ！